結婚式で牧師が言うセリフ、意外と知らないこんな意味が含まれていた!

結婚式は人生の一大イベントです。
その中でも牧師が語るセリフは
神聖な雰囲気を作り出す重要な要素となっています。
しかし参列者として聞いていても
その一言一言の本当の意味を深く考えることは
あまりないかもしれません


実は、牧師のセリフにはあまり知られていない
重要なメッセージが込められています。
この記事では
日本の結婚式でよく聞かれる牧師のセリフに込められた意味を掘り下げていきます。

目次

牧師が語るセリフの役割とは?

牧師が結婚式で語るセリフには
単なる形式的な進行以上の深い意味が込められています。

ここでは
牧師のセリフの役割について解説します。

結婚式における牧師の役割とは?

牧師は結婚式において
新郎新婦の誓いを神に捧げる進行役です。
キリスト教の教えでは
結婚は神聖な契約とされています。
そのため牧師は神の代理人として
新郎新婦が互いの愛に基づく生活を送ることを誓う、いわば証人のような存在です。

セリフに込められた宗教的な意味

牧師のセリフには
聖書の教えや神への祈りが込められています。
たとえば「誓いの言葉」は
ただの形式的なセリフではなく
神への誓いとしての重みを持ちます。

よく聞く牧師のセリフとその意味

結婚式で牧師が語るセリフの中には
私たちがよく耳にするものが多くあります。
それらにはどのような意味が込められているのでしょうか?
ここでは、特によく聞かれるセリフを取り上げ
その意味を解説します。

「あなたは〇〇を愛し、敬い、~誓いますか?」

結婚式の誓約の中で
新郎新婦が牧師から問いかけられるこのセリフは
結婚式のクライマックスともいえる部分です。
「愛し、敬い、助け合う」という言葉は
結婚生活の理想的な関係を表しています。


例えば、愛するとは感情だけでなく
相手のために行動することを指しています。
また、敬うことは相手を尊重し
互いに対等であることを強調しています。
よってこれらの言葉は単なる形式的なものではなく
新郎新婦が結婚生活の中で守るべき誓いとして
言葉以上に深い意味を持ちます。

「病(や)めるときも、健やかなるときも」

「病めるときも、健やかなるときも」というセリフは、結婚式で新郎新婦が互いに誓いを立てる場面で耳にすることが多い言葉です。

ドラマや漫画などで
誰しも一度は見聞きしたことがあるフレーズです。
この言葉には、夫婦としてどのような状況でも支え合い、共に人生を歩んでいくという覚悟が込められています。

元々はキリスト教の教えに基づいており
特に「困難な状況での支え合い」を意味しています。
結婚生活は、常に幸せな時期だけではありません。
時には病気や失業などの困難、あるいは家族の問題に直面することもあるでしょう。
そのようなときにこそ、このセリフが示す
「お互いを支え合う姿勢」が求められるのです。

「死が2人を分かつまで」

結婚式「死が2人を分かつまで」というセリフは
夫婦のどちらか一方が死ぬその時までお互いを大切にし、結婚が一生涯続くものであることを意味しています。

このセリフの背景には
「結婚は一時的な感情ではなく、人生の終わりまで続く関係である」という考え方があり
単なる書面上の契約ではなく、精神的にも強く結ばれたパートナーとして歩む意義を表しています。

「アーメン」とは何を意味するのか?

結婚式の最後に聞かれる「アーメン」という言葉は、多くの人が耳にしたことがあるでしょう。
「アーメン」はヘブライ語で「確かに」という意味を持ちます。
つまり、牧師が語った祝福や新郎新婦の誓いを
「神が確かに聞き入れました」ということを象徴する言葉です。
また、この一言は結婚式全体の締めくくりとしての役割も果たします。

なぜ日本の結婚式でも牧師のセリフが使われるのか

日本においてキリスト教徒の割合は非常に少ないにもかかわらず、キリスト教式の結婚式を選ぶカップルは多く見られます。

この章では、キリスト教圏でない日本で
なぜ西洋式の結婚式が受け入れられるのかをご紹介します。

日本でのキリスト教式結婚式の普及背景

日本で教会式結婚式が普及したのは1970年代頃からです。
当時、洋風文化が大流行し「チャペルで白いドレスを着る結婚式」というイメージが広まりました。
特に、映画やドラマで描かれるキリスト教式の結婚式が人々にロマンティックな印象を与えたことも大きな要因です。

文化の違いを超えて受け入れられる牧師の言葉

「愛し、敬い、支え合う」という牧師の言葉は
キリスト教の教えを基にしていますが
その内容自体は特定の宗教に縛られるものではありません。
たとえば「病めるときも、健やかなるときも」といったフレーズは
結婚生活における困難と喜びを共に分かち合う覚悟を意味しています。
このような誓いの言葉は、どんな文化や背景を持つ人々にも共通して響くメッセージです。
そのため、キリスト教的な背景を持たない日本人でも「永遠の愛」や「相互の尊重」という価値観を素直に受け入れやすいのです。

海外挙式で牧師が語るセリフの意味とその答え方

海外での挙式、特にハワイなどでの教会式は
日本人カップルにとても人気があります。
美しい景色の中で挙式を挙げることは
一生の思い出になりますが、海外の牧師のセリフや
その答え方について事前に知っておくと
式がよりスムーズで感動的なものになります。

海外挙式でよく聞く牧師のセリフ

海外挙式で牧師が語るセリフは、
日本の教会式と同様に新郎新婦の愛と責任を確認するものが中心です。
代表的なフレーズには以下のようなものがあります

  • “Do you take [partner’s name] to be your lawful wedded husband/wife?”
     (あなたは[相手の名前]を法的に認められた夫/妻とすることを誓いますか?)
  • “Will you love, honor, and cherish them, in sickness and in health, for as long as you both shall live?”
     (あなたは愛し、敬い、大切にし、病める時も健やかなる時も、生涯にわたって共に生きることを誓いますか?)

これらのセリフは日本の牧師が語るものと内容が似ていますが英語で進行されるため
意味を理解し答え方を練習しておくことが大切です。

セリフに対する答え方のポイント

牧師の問いに答える場面では
新郎新婦が声を揃えたり、それぞれが個別に答えることがあります。
最も一般的な答え方は以下の通りです

  • “I do.”
     (はい、誓います。)
  • “I will.”
     (私はそうします。)
    一部の教会では、このフレーズを使用することもあります。
    事前に牧師やプランナーに確認しておくと安心です。

英語での答えに慣れていない場合でも
練習すれば心配はありません。
「I do」や「I will」をしっかりと発音できるようにしておけば、自信を持って挙式に臨むことができます。
また、英語に慣れていない場合でも、牧師が話す言葉をゆっくりと繰り返してくれることが多いので、落ち着いて耳を傾ければ問題ありません。

現地ならではのセリフに注意

ハワイやアメリカ本土の挙式では、ローカル文化に基づいたセリフが加わることもあります。
たとえば、「Aloha」という言葉を挨拶の一部に加えたり、現地の言い回しが含まれることがあります。
こうしたセリフもあらかじめ知っておくと
式の最中でも取り乱すことはないでしょう。

まとめ

結婚式で牧師が語るセリフは、新郎新婦の誓いを立てる際に神聖な雰囲気を作り出す重要な役割を果たします。
これらの言葉には、愛、信頼、そして互いを支え合う覚悟など多くのメッセージが込められています。
この記事で紹介したセリフの背景や意味を知ることで、結婚式が一層特別なものになるでしょう。

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