結婚式の華やかな演出の一つとして定番となっている「ケーキ入刀」。
新郎新婦が手を取り合ってウェディングケーキにナイフを入れる姿は、祝福に包まれたロマンチックなシーンですよね。
でも、そもそもケーキ入刀にはどんな意味があるのでしょうか。
本記事では、ケーキ入刀の由来や歴史、最新のアレンジ方法まで詳しくご紹介します。
ケーキ入刀とは?意味や由来を知ろう
ケーキ入刀とは、文字通り新郎新婦がウェディングケーキにナイフを入れるセレモニーのことです。
このセレモニーには、夫婦となったふたりが初めて協力し合う「共同作業」を表す意味が込められているんです。
ケーキ入刀の起源
ケーキ入刀の起源については諸説ありますが、その一つとしてギリシャ神話の「愛し合うふたりがパンを分け合い、永遠の愛を誓った」というエピソードが挙げられます。
また、アメリカのある地域では、新婦のお母さんが作った固いシュガーケーキを新郎が手伝って切り分けたことから「共同作業」の概念が生まれたとも言われているそうです。
つまり、ケーキを切り分けて分かち合うことで、これから助け合いながら歩んでいく夫婦の姿を表現しているのがケーキ入刀なんです。
ゲストに祝福されながら行うこのセレモニーは、ふたりの絆を感じられる大切な瞬間です。
ケーキ入刀の歴史
実は、ケーキ入刀の歴史はそれほど古くはありません。
日本で初めてウェディングケーキが登場したのは、1900年代初頭のことでした。
当時はまだ一般的ではなく、西洋式の結婚式を挙げるセレブの間でのみ広まっていたんです。
戦後になると、アメリカ文化の影響でウェディングケーキが徐々に普及していきました。
1960年代にはすでに、ホテルウェディングではケーキ入刀が定番になっていたようです。
ちなみに、ケーキを切り分けるのが新郎新婦という形式が定着したのは、1980年代以降のことなんだとか。
それまでは、ケーキ入刀を親族が行うのが一般的だったんですって。
時代とともに少しずつ形を変えながら、今や結婚式に欠かせない演目として親しまれているんですね。
ケーキ入刀の一般的な流れ
それでは、オーソドックスなケーキ入刀の流れを見ていきましょう。
ケーキ入刀は、いくつかのステップを踏んで進められます。
ここでは、その一般的な流れをご紹介します。
ふたりでケーキの前に進む
会場スタッフの合図に従って、新郎新婦がケーキの前へと進みます。
新郎が新婦をエスコートするのはエレガントで素敵ですよね。
ナイフを持ち、合図で入刀
ケーキの前に立ったら、スタッフからナイフを受け取ります。
寄り添って立つのがポイントです。司会者の合図でいよいよ入刀のタイミング。BGMとともに会場が盛り上がること間違いなしです。
写真撮影タイム
入刀後は、ナイフを入れたままの状態で記念撮影です。
会場の全方向に笑顔を向けるのを忘れずに。
ゲストもカメラを構えて狙っているはずなので、ベストショットを残せるよう頑張りましょう。
最近は定番の入刀スタイルに加え、ケーキにソースをかけたり、チョコペンでサインするアレンジも人気なんですって。
ふたりらしさを演出に取り入れるのもおすすめですよ。
ケーキ入刀を素敵に残す写真に残すコツ
せっかくのケーキ入刀シーン、きれいに残したいですよね。
写真写りを良くするために、以下のようなことを意識してみるのがおすすめです。
・手を添えて寄り添うように並ぶ
・新郎は新婦の腰に手を回す
・背筋を伸ばし、うつむきがちにならない
・全方向に笑顔を向ける
ゲストが思わずシャッターを切りたくなるような、自然体で楽しそうな表情を心がけることが大切ですよ。
リラックスして臨めば、ふたりの幸せオーラが写真にもしっかりと写るはずです。
ケーキ選びのポイント
素敵なケーキ入刀のためには、ケーキ選びも重要なポイントになります。
最近はデザインも種類も豊富なので、ふたりの好みに合わせてセレクトしていきましょう。
「デザイン重視なら、見た目にこだわったケーキを」
インスタ映えするケーキを選べば、ゲストの注目度も上々です。
ふたりのイメージカラーを取り入れたり、ドレスに合わせたデザインを選んだりするのが良いでしょう。
「味にこだわるなら、素材や製法にもこだわって」
せっかくならおいしいケーキを召し上がりたいですよね。
素材のクオリティや、職人の腕が光るケーキを選べば、ゲストも大満足間違いなしです。
「予算重視なら、ケーキの大きさを調整」
ゲストの人数が少ない場合は、小ぶりなケーキでも十分かもしれません。大きさを抑えることで、クオリティの高いケーキも予算内で叶えられるはずです。
ウェディングケーキは引き出物としてゲストに配ることも多いので、見た目も味も大切にしたいところですね。
ふたりの希望を叶えつつ、ゲストのことも考えて選ぶようにしましょう。
ケーキ入刀を個性的に演出するアイデア
定番のケーキ入刀も素敵ですが、ユニークな演出でゲストを驚かせるのも面白いかもしれません。
ここでは、個性的なケーキ入刀のアイデアを見ていきましょう。
ナイフを日本刀や剣に
ナイフの代わりに日本刀や剣を使うのは、インパクト大ですよね。
新郎お手製の剣や、ふたりの好きな作品の剣を使うのもいいアイデアです。
ナイフのリボンを手作り
ナイフに結ぶリボンやデコレーションを手作りすれば、世界に一つだけのオリジナルに仕上がります。
ドレスやケーキに合わせた飾りつけで、写真映えも抜群でしょう。
「お手本バイト」で親も主役に
ケーキ入刀の前に、両家のお父さんお母さんに「お手本バイト」をお願いするのも素敵な演出です。
ゲストと一緒に盛り上げれば、家族みんなが主役になれる心温まるシーンになるはずです。
ゲスト参加型の演出も
ゲスト全員の名前入りマカロンをケーキにデコレーションしたり、ゲスト参加型のデザートビュッフェを用意したりするのも面白いアイデアですよね。
みんなが楽しめる工夫を取り入れれば、一生の思い出になること間違いなしです。
ケーキ入刀はなくてもOK?最新のケーキ入刀事情
とはいえ、最近はケーキ入刀をしないカップルも増えているんだとか。
ある調査によると、なんと約2割の夫婦がウェディングケーキ自体を用意していないそうです。
ケーキの代わりにロールケーキやお米のケーキ、ソープカットなど、ふたりの好みに合わせた演出を行うのが最新のトレンドみたいですね。
SNSの影響もあり、自由な発想でオリジナリティあふれる演出にチャレンジするカップルが増えているんですって。
でも、ケーキ入刀をしないからといって、ふたりの絆が表現できないわけではありません。
大切なのは、ゲストに感謝の気持ちを伝え、おふたりの幸せを分かち合えることなんです。
アイデア次第で、ケーキ以外の演出でもゲストの記憶に残る素敵なシーンを作れるはずですよ。
ケーキ以外の人気演出アイデア
ケーキ入刀に代わる演出として人気なのが、シャンパンタワーやキャンドルサービスです。
グラスタワーに注ぐシャンパンや、ゲストのキャンドルに灯を分けるセレモニーには、ふたりの門出を祝福する意味が込められているんですよ。
また、ふたりの思い出の品を使ったセレモニーも素敵ですよね。
プロポーズの手紙を読み上げたり、交際中の写真を上映したりするのも良いアイデアです。
ゲストもふたりの歩みを一緒に振り返れば、会場は感動に包まれるでしょう。
ケーキに限らず、おふたりらしさ全開の演出を考えるのは、結婚式準備の醍醐味でもあります。
周りの意見に惑わされず、自分たちの希望を大切にすることが何より大切なんです。
まとめ
ケーキ入刀は、夫婦の絆を示す伝統的なセレモニーですね。
由来や意味を知った上で、おふたりらしい演出を考えるのも結婚式準備の楽しみの一つではないでしょうか。
定番スタイルでもアレンジを加えても、大切なのはふたりの幸せをゲストと分かち合うことです。
記念すべき瞬間だからこそ、心を込めて臨んでいきましょう!
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変わり種のファーストバイトについてはこちらで解説していますので、こちらも併せてご覧ください。
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サンクスバイトについて知りたい方は、こちらの記事を参照ください。
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